ここ数年,経鼻内視鏡検査(鼻から極細経内視鏡を挿入して行う検査)が全国的に普及して来ました。
経口内視鏡検査(これまでの口から内視鏡を挿入して行う検査)に比べて安全で,かつ楽であると評判になり,一般受診者からの要望により医療機関がそれを導入してきたというのが実情です。
それでは,経鼻内視鏡はすべてにおいて経口内視鏡より優れているかと言うと残念ながらそうではありません。鼻腔が狭くて挿入困難な人もいます。挿入時の鼻痛や鼻出血の可能性もあります。
更に,医療者側から見れば,前処置の煩雑さ,検査時間が長くなる,水切れが悪い,画質が劣る等のデメリットもあります。
しかしながら,受診者側からすれば嘔吐反射が少ない(ほとんどない),鎮静剤を使用しなくていいから検査中も話が出来る,そして検査終了後にはすぐにでも歩いて帰ることが出来るという捨てがたいメリットがあります。
受診者(患者)の受けるメリットを最大限に実現し,医療者側のデメリットをいかに克服していくかが今後も問題であろうと思われます。
3月1日より,前任の今村先生に代わり,今給黎病院より赴任しました。
南薩摩地方への異動は初めてですが,働きやすく住みやすい印象です。とりわけ地方を取り巻く医療情勢はなかなか厳しいようですが,地域の皆様のお役に立てるよう,頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。
【3月異動です】
4月1日から長野先生に代わって,赴任してきました。
薩南病院には,心カテの手伝いで,約半年間週1回ずつ来ていたことがありました。その時は,常勤で働くことになるとは思っていませんでした。
現在も,鹿児島大学旧第2内科の循環器グループに所属しています。古川院長の下で,前田先生と協力して,頑張っていきたいと思いますので,宜しくお願い申し上げます。
初めまして。4月から勤務しています杉田です。
自治医科大学を卒業し,現在県立病院やへき地での地域医療をさせていただいています。
総合診療部消化器内科に配属されており,消化器科以外にも色々な面で地域の皆さまに貢献できればと思っています。
南さつま市は非常に住みやすい所だと聞いており,こちらでの勤務,生 活を楽しみにしています。皆さん,よろしくお願いいたします。
平成20年6月12日オープンしました。
当院は平成19年1月に「地域がん診療連携拠点病院」に指定され,これまで「緩和ケアチーム」の発足や,患者の精神面でのケアを目的とした「がん患者と家族の会〜松実会」(毎月第2木曜日)などを実施してきました。
この度,吹上浜の雄大な松林の中,院内の恵まれた自然環境を緩和ケアに活かすため「癒しの回廊〜松風のさんぽ道〜」を整備し,6月12日(木),松実会定例会において,この回廊のオープンセレモニーを行いました。
○サブイベント
・ 砂像づくり
今話題の篤姫を題材にした砂像(900×1800)を「吹上浜砂の祭典実行委員会」の協力のもと,松実 会会員の患者さんも砂像づくりに挑戦しました。
ギョボクの葉を食する幼虫